都会の喧騒に疲れた今、自然の空気を吸いたい気分だ!そんなことを思った休日は、知る人ぞ知る秘境へ行こう!今回は九州でも特に謎めいたスポットが多いという鹿児島・伊佐エリアへ。湖に沈む遺構から、ある伝説の生物のオブジェで溢れかえっているという公園まであるという。どんな未知の世界に出会えるのか!?謎を究明できるのか!?期待に胸膨らませ、相棒のカメラ片手に男一人旅スタート!!
まず訪れたのは、「曽木発電所遺構」。展望所から見える、草木に覆われた赤レンガ作りのこの建物は明治42年に大口エリア(現在の伊佐市)にあった3箇所の金山の動力源や近郊町村の電力供給のために建造された水力発電所の跡だそうだ。
発電所が稼働していた当時は全国から技術者や作業員が集まり周辺の集落は活気に包まれていたという。
安全の都合上、遺構は展望所からしか眺めることしかできないが、周辺にも発電所の遺構が散在しており間近で見ることができるから要チェックだ。
かつて多くの人々がここで暮らし、電力を生み出すために汗を流していたかと思うと胸が熱くなる!!
曽木発電所遺構展望所 / 鹿児島県伊佐市大口宮人
(曽木の滝公園より下流へ徒歩約20分、車で約5分)
解説:明治42年に竣工し、その出力は当時国内でも最大級のものでした。牛尾大口金山に電力を供給するために明治39年に曽木の滝の水力を利用する電気事業を起こしました。昭和41年に鶴田ダムの完成と同時に水没してしまいましたが、現在では、5月下旬から9月上旬に、中世ヨーロッパの居城跡を思わせる煉瓦造りの建物が姿を現します。
※通常 遺構内部には入れません。伊佐市ボランティアガイド申込みで見学可能です。
次に訪れたのは「湯之尾ガラッパ公園」。公園について目に入るのは、カッパ、カッパ、カッパ…。どれだけカッパ推しなんだ!!(笑)。なんでも伊佐エリアを流れる川内川はカッパにまつわる逸話が多く、昔から地元の人々にとってカッパは身近な存在なんだとか。
そうか、お前って昔から愛されてんだなあ…
湯之尾ガラッパ公園 / 鹿児島県伊佐郡菱刈町前目2106番地(曽木の滝から車で約20分)